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ツイートまとめ テーマ:両建を破る=破両建の極意は「中道」にあり


〇「両建」への対処法は「中道」が答えだと思う。中道とは「どっちつかずの中途半端」ではない。「道に中る(あたる)」である。破両建の場合は両建の双方と背後者、構造そのものの急所を突く事である。中途半端どころか、ズバリ急所を突く徹底的な批判追及こそが破両建における「中道」である。

〇「両建」という分析がかなり広まってきたと感じる。両建分析の次に必要なのは「両建にいかに対処するか」の検討である。「巻き込まれるのを避ける為両建から距離を置き静観する」という選択肢がありえる。しかし、これでは単なる「分析」「評論」に終わり、「陰謀追及」になっていないと思う。

〇「両建の両肢(右と左等)から距離を置き静観する」だけとなれば、例えば「共産党も反対しているからTPPに反対するな」とか「安倍信者も横文字左翼を批判しているから人工芝批判するな」となり、結局「何も言うな」という結論になりかねない。 両建分析はかかる結論に導くものであってはならない。

〇両建への対処=破両建の正しい方針は「両建の両肢のどちらにも急所を抉る本質的な批判をし、両建構造そのものとそれを操作する背後者をまとめて叩く」だと考える。前述の例で言えば「安倍一味も横文字左翼もウヨサヨ茶番構造も背後にいるジャパンハンドラーズなどもまとめて徹底批判する」となる。

〇「両建だから」を逆手にとって「利用されるから、どっちも批判しないようにしよう」という誘導もありえる。「両建」という知見に乗じての趣旨のすり替えである。今後はそういう誘導もありうると想定し警戒しておきたい。「両建」ならあくまで全力で全方位を徹底批判追及あるのみだ。これ以外にない。

〇特定の言説に忍び込んで内部から趣旨をすり替える、というやり方はジャック・デリダの「脱構築」の手法を連想する。コンピュータ・ウィルスの様なやり方である。憑依型戦術による伝統破壊工作もそうだが、「両建」という知見の趣旨のすり替えについても警戒しておくに越したことはないと思う。

〇「両建を見抜き、巻き込まれない様にする」という観点のみでは次の二つの態度が導出され得る。①両建だからどちらも批判すべきではない②両建だからどっちも批判すべきだ〇まさに天地の差。両建を分析するのは何のためか?を常に問うておかないと①の様な思考誘導に嵌る恐れも無きにしも非ずと思う。

両建分析は陰謀追及の為である。静観する為ではない。陰謀追及とは祖国日本と世界に害悪をもたらす真の要因を見極め、摘出し、改善する事に貢献する為の営為である。ここを等閑に付すと両建の分析は「どうせ両建だから」と高所から論評するシニシズムに。両建の根源を叩く事に繋げないと意味がない。

〇「両建」というのは既に戦前の陰謀研究の文献にあった概念だが、Twitterの陰謀論界隈でこの言葉を広めたのはどうも自分のようだから、責任を持ってその趣旨を説明しておきたかった。両建の分析が「どうせ両建」というシニカルな態度を導くとしたらそれは不本意極まりないので原点を再確認した。

「中道」は「中ほど」「ほどほど」「中途半端」ではなく、「道に中る」「急所を突く」という意味である。破両建の指針はまさに「中道」だと思う。右だろうと左だろうと、西洋の各種思想派閥だろうと、ズバリ急所を突く。そして両建構造自体も主宰する背後者の急所をも突き、貫く。破両建のイメージだ。

〇単に距離を取って静観するだけなら両建戦術に嵌められる事は無いが陰謀を放置するだけの結果になる。全方位追及すれば両建戦術に乗せられるのを防止しつつ裏権力を叩く事が出来る。「両建に乗せられない」という消極的観点と「陰謀を追求する」という積極的観点が同時に必要である。車の両輪である。

〇両建への対処法として「中道=道に中る(あたる)=急所を突く」を挙げた。「急所を突く」為にはまずは急所を探さねばならない。ここが陰謀分析の要。例えば清和会一味なら朝鮮カルトやCSIS、ジャパンハンドラーズとの関係、横文字左翼なら海外の人工芝運動、NEDやソロス財団との接点等である。

〇「急所」とは両建の走狗達が世界全体の権力構造の中でどのような位置を占め、いかなる「役割」を担っているか、という点である。ISなら「欧米支配層が敵対国の倒壊に使うコマであり、また戦争惹起を正当化する敵役」という立ち位置がある。急所を突いたIS批判とはここをガンガン指摘する事である。

〇安倍一味批判の場合も同様である。「安倍は危険な極右政治家であり軍国主義者だ」という批判は完全に急所を外している。「安倍は愛国保守を偽装して保守層を騙し、あくまでTPPを推進するグローバリストでありTPPの先にFTAAPを見越しているワンワールド側の走狗」が急所を突いた批判である。

〇横文字左翼批判の場合は「拳マーク」が急所だろう。人工芝運動、オトポール、CANVAS、ジーン・シャープ、アインシュタイン研究所、色の革命、全米民主主義基金(NED)、ジョージ・ソロス、オープンソサイエティ財団等々がキーワードになる。ここに触らず「パヨク」を連呼しても無意味である。

〇右にも左にも本質的な急所がある。それを分析して探り当て、そこを徹底して突く。これが「両建の両肢を叩く」の意味である。そして、それらの急所から必然的に背後者との関係が視野に入ってくる。TPP推進にしろ、人工芝にしろ背後者抜きにはありえないからだ。ここで背後者への追及に踏み込む訳だ。

両建の走狗の急所を突く事は同時に走狗の背後者の追及に直結する。何故なら、両建の走狗の「急所」とは「走狗と背後者の関係」を意味する場合がほとんどだからである。例えば、ISの急所は「欧米支配層の傭兵であり、戦争マッチポンプ用の敵役」という事だが、これはもろに欧米支配層との関係を示す。

〇共産中国や北朝鮮の急所はイスラエルや英国との関係だろう。中国はイスラエルと長年軍事協力関係にあるし、英国は経済的に中朝と結びつきが強い。両建の走狗の急所はそのまま「背後者との関係」を意味している場合が多い。中朝を口を極めて罵倒してもこのマッチポンプ構造に触れなければ寸止めである。

〇米国の急所は実際に力を持っているのは米国という国家ではなく国際金融資本や多国籍企業、シオニストやネオコン、CSISなどシンクタンク、イエズス会人脈など複雑に入組んだ国際的な権力ネットワーク=国際秘密力だという事だろう。海兵隊将軍スメドリー・バトラーは米軍は資本家の用心棒だと証言。

〇国際秘密力の国家侵略手段は最近は主に2種類ある。直接軍事的に攻めるネオコン路線と、現地で反体制運動を組織して革命・クーデターを引き起こす人工芝路線である。この二つの路線は対立を偽装したり(ソロスのネオコン批判など)、複合的に組み合わせたりしている。リビア侵略は民衆デモ→軍事侵攻。

〇ネオコン路線の拠点はCSISやアメリカン・エンタープライズ研究所、ヘリテージ財団などのシンクタンクである。人工芝路線の拠点は全米民主主義基金(NED)やジーン・シャープが開設したアインシュタイン研究所、オトポール!の後身である「革命輸出企業」CANVAS、ソロス財団などである。

〇ジョージ・ソロスがブッシュ政権のネオコン政策を批判したように、ネオコン路線と人工芝路線は対立を偽装する事がある。「安倍一味VS横文字左翼」は「ネオコン路線VS人工芝路線」両建対立の日本における反映だと考える。国際秘密力の対日侵略の「両手」が安倍一味と横文字左翼ではないだろうか。


https://twitter.com/kikuchi_8/status/783352671516319744


(了)

by kokusai_seikei | 2017-09-21 23:53 | ツイートまとめ | Trackback | Comments(0)


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