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ツイートまとめ テーマ:東亜における英仏メーソンの両建構造を考察する


犬塚惟重が上海でメーソン結社から押収した資料に、「ソ連と支那のメーソンは大東社系」ということが記されているそうだ。当時は赤化したロシアと赤化しつつあった支那という事で、共産主義勢力は理性崇拝教の大東社の系譜という事が裏付けられる。「左翼」は思想的系譜から言って大東社系である。

〇当時のロシアと中国のメーソンが大東社系であるのに対し、当時の日本のメーソンは英国系である。日英同盟の影響もあり外交官を中心に英国系メーソンに加入する者が多くいた。日英同盟の立役者・
林薫はメーソンである。他にも松平恒雄幣原喜重郎吉田茂。近代の日中関係は英仏メーソンの両建と見る。

〇英国系メーソンの征略法は伝統改竄と既存の統治者への浸透工作が中心の「
憑依型戦術」である。対して仏蘭西系メーソンの征略法は不満分子を思想的に洗脳・組織した上での革命工作(「革命型戦術」)である。日本においては宮中浸透・官僚の取り込み、伝統改竄工作。中国では赤化勢力を育成し革命工作。

〇「伝統改竄工作」とは、「神」という語の意味を一神教的な意味に改変、近代主義的な所謂「国家神道」の製作、アニミズムの撲滅=神社合祀、大本教のような伝統宗教に見せた西洋一神教・神秘主義を広めること、仏教と神智学を習合させる、神智学者ゴルドン夫人の「仏耶一元論」等々が具体例である。


〇戦後において「愛国保守」に見せた「統一協会」「生長の家」等の新興宗教が「保守陣営」を仕切るという状況も伝統改竄工作の一種と見る。その表看板が安倍晋三のような愛国保守に見せたグローバリストである。これに対となるのが各種の左翼=大東社系である。ウヨサヨとは英仏メーソンの劣化版である。

〇支那の様に
易姓革命の伝統がある所では、大東社系の革命工作にやられやすい。一方、日本は本来「和」を重んじる社会で、革命の様な急激な社会変革は警戒し、異質な思想や文化に対しても寛容である。それだけに英国メーソン系の憑依型戦術に付け込まれやすい面もある。我々日本人が注意すべき事である。

〇明治維新にしても、階級が入れ替わる「革命」ではなく「幕府」という統治機構が薩長という地方の統治者と入れ替わった「クーデター」という性格が強い。倒す方も倒される方も同じ武士階級であったからだ。英国勢力は薩長に浸透し、これが明治以後の日本を規定した。
維新は革命型ではなく憑依型である。

〇一方の支那では、清王朝を倒す文字通りの「革命」であった。これは漢民族による満州民族の駆逐という民族革命も性質もあったが、章炳麟の様な伝統的な攘夷主義者は革命の主流からは徐々に外れ、
英米メーソン系の国民党と大東社系の中国共産党の争いに変化。最終的に農民をコマとした赤化革命となった。

〇こうして、
近代以降の東亜は、英国系メーソンの影響下にある日本と、仏蘭西系メーソン(大東社)の影響下にある中国の両建構造が主軸となり、現在に至っている。日本国内の左右対立構造もこれを反映している。右派は基本的に親英米派が主流であり、左派は親中派であり大東社系の革命思想を持っている。

https://twitter.com/kikuchi_8/status/693824438488436736


(了)

by kokusai_seikei | 2016-02-03 00:50 | ツイートまとめ | Trackback | Comments(0)


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