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明治以来の日本の両建構造

〇明治以来日本の基本的な権力構造は「薩長VS筑前・丹波人脈(玄洋社・黒龍会・大本教)」の両建構造と分析する。前者が与党的勢力であり三井や三菱など大財閥と結びカトリックと近い(御皇室浸透工作)。後者は野党的勢力で日産のような満州系の新興財閥と結びプロテスタトに近い(巌本善治等)。

〇この構造は親米派VS反米派という形で戦後にも引き継がれている。親米派の安倍は長州、麻生は大久保の血を引くカトリック。安倍政権はカトリックが多い。一方反米派は保守にしろ陰謀論陣営にしろ大本系の影響が大きい(例:月刊日本)。反米保守の中でプロテスタントの佐藤優の影響力が大きい。

〇戦後になると薩長系親英米派は朝鮮人脈と強い関係を持ち始める。安倍自体が朝鮮系だという説もある。この周辺は統一協会や朴正熙人脈など韓国・朝鮮系の色が強いのが事実だ。対して丹波人脈は渡来系であるにしても所謂新参の「在日」ではなく、もっと古いサンカ(鬼とされた)の人脈と推測する。

〇ただこれはおおよその枠組みであり、必ずしも一貫していない。岸信介は長州系でありかつ満州人脈に食い込み、薩長閥周辺の親英派支配層の中でプロテスタント系のクエーカー教徒の存在が大きい。北一輝は新興財閥系の皇道派のイデオローグに納まりながら三井から金を受け取る。要するに根は一つ。


(了)

by kokusai_seikei | 2015-09-19 01:48 | 陰謀史 | Trackback | Comments(0)


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