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NWO征略の三つのルート

国際秘密力が世界統一征略を実行する場合、いくつかの方略、ルートがある。

20世紀以降は大体以下の三つのルートがある。

①ソ連型共産主義 ②国連中心主義 ③広域共同体



まず①のソ連型共産主義だが、基本的にはこれはソ連崩壊とともに潰えた。

ロスチャイルドやロックフェラーなど欧米の金融資本家が資金を出し国際共産主義運動が

組織された。

以下の風刺画は1911年にロバート・マイナーという漫画家によって描かれたもので、

ウォール街の銀行家がカール・マルクスを大歓迎している図である。



国際金融資本と共産主義運動の関係を示唆する風刺画


資本家が共産主義運動を支援するというのは不思議に思われるかもしれないが、

理由は簡単である。ロックフェラー1世が「競争は悪だ」と言ったように、資本家は

本音では競争を嫌っている。競争をするということは常に自らの富が脅かされるということ

だからだ(「自由競争」を強調するのは他国の市場をこじ開けようとしたり、競争で

勝つと分かっている場合のみ)。

では、競争をせずに富を確保するにはどうすればいいか?

それは中央政府と結びつき、あるいは自ら造ればよい。そして、そのことによって

競争相手を潰すのである


その為にもっとも望ましい形態が共産党一党独裁体制だったのである。

ある国の資産全てを共産党政府のものとすれば、それは自動的に共産党政府自体を

所有する者達のものになる。要するに国際共産主義運動とは資本家がある国家の資産を

まるごと略奪する為の手段
だったと言えるのだ。

労働者を解放するというのは表向きの名目であり、赤化した労働者をコマとして使い、

ある一国の秩序を破壊し、その廃墟の上に自らの息のかかった共産党政府を樹立したのである。

このやり方は仏蘭西の大東社が「自由」「平等」「友愛」の標語を掲げてフランス革命を敢行

したことの延長線上にある。大衆にあるイデオロギーなり観念なりを注入することで先兵と化し、

元々あった国家秩序を破壊し、その後に自分たちに都合が良い独裁的秩序を創出するのである。

共産主義思想は啓蒙合理主義の流れであり、アダム・ヴァイスハウプトの革命思想の系譜に

位置づけられると分析している。ヴァイスハウプトのイルミナティの革命綱領は以下の通り。

①全ての秩序ある既成の政体の廃止
②私有財産と遺産相続の制度の廃止
③愛国心・民族意識の破棄
④家族制度の廃止
➄宗教の破棄


この綱領の各項目はそのまま共産主義者の思想と目標に合致している。このヴァイスハウプトの

イルミナティ綱領がその後の歴史に現れる
所謂「左翼」の思想の原点となっていると思われる。

例えば、日本の左翼を見渡してみても、この綱領の項目の幾つか、または全部に該当しているであろう。


彼ら左翼は全てアダム・ヴァイスハウプトの精神的後裔なのである。

まさにアダム・ヴァイスハウプトは左翼の元祖と言える。



それはさておき。1917年にロシア革命が勃発し、ソ連が建国され、1991年に崩壊した。

その間70数年にわたる一つの社会実験であった。この間、「西側」の国際金融資本家は

共産主義勢力を支援し続けた。


※参考資料 アントニー・サットンという歴史家が国際金融資本家と共産主義勢力の
関係を究明した本を書いている。以下のサイトで日本語訳が読める。

http://www.nn.em-net.ne.jp/~komoda/index2.html



ここで一つ付け加えておくことがある。それはソ連型共産主義=ボルシェビズムと対になる

フェビアン主義」についてである。ソ連型共産主義が武力革命により社会主義体制を実現する

ことを目指すのに対し、フェビアン主義では、議会制民主主義のプロセスを通じ社会主義を実現

するとしている。漸進主義であるため古代ローマ帝国の、持久戦を得意とした
将軍ファビウスから

名前を取っている。米人ジャーナリストの
ゲイリー・アレンは、ソ連型共産主義が「剣」とすれば、

フェビアン主義は「盾」
だったと指摘している。これはロシアや中国、東欧などの「東側世界」では、

ボルシェビズムで、英国のような「西側世界」ではフェビアン主義で、世界社会主義体制=NWOに

近づけていこうという征略だったのではないだろうか。ソ連をペレストロイカによって自由化し、

逆に米国を社会主義化させて、米露の体制を近づけて最終的に合体させ世界政府とする、という

NWO戦略である。結局ソ連崩壊によって潰えたが。とはいえ共産党一党独裁体制は中国や北朝鮮

に残っている。この戦略はソ連を中国に置き換えると今も継続していると見る事もできる。

つまり、中国では共産党一党独裁体制を維持しつつ、経済は自由化を進めてきた。ジョージ・ソロス


は中国には一層の構造改革を求め、米国には中国への歩み寄りを要求し、「さもなければ第三次世界大戦

が起きる」と脅した。これは両国の体制を近づけて合体させるという、かつて米ソで行われよう

としたNWO戦略の焼き増しではないかと分析する。国際秘密力奥の院の意向を高級エージェント

であるソロスが伝達した可能性である。以下がソロスの発言。

米国がなすべきことは、中国に対する「大幅な譲歩」である。すなわち、中国元にIMFの通貨バスケットの一部となることを許すことだ。中国通貨はそのときドルの強力なライバルとなるだろう、とソロス氏。

かわって中国は、国家経済の改造について、譲歩をしなければならない。中国も米国も、合意達成は困難であろうが、それがなされなければ、「非常に不愉快な」シナリオが待つことになる。

http://jp.sputniknews.com/life/20150523/366069.html

ソロスの動き、発言は国際秘密力奥の院の意向そのものが反映している可能性が高いので

常に注視しておくべきである。





さてフェビアン主義だが、神智学協会の二代目会長だったアニー・ベサントがフェビアン主義者だった

ようにフリーメイソン系のオカルト勢力とも近い関係
にある。従って、フェビアン主義勢力は単なる

「社会主義の一派閥」というに留まらず、国際秘密力の奥の院に極めて近い位置にいるのではないだろうか。


ソ連型共産主義はソ連崩壊とともにNWO征略のメインからは消えたが、それと一対になっていた

フェビアン主義は欧州の国際秘密力の中枢部に今も蠢いているのではないだろうか。


実際、フェビアン主義自体は、後述の②国連中心主義とも③広域共同体路線とも両立する。

フェビアン主義勢力は要注意である。



「ソ連型共産主義」ということではトロツキー主義にも触れておかなくてはならない。

レーニンを指導者にロシア革命が起きた後、スターリンとトロツキーの路線対立が起き、

この内ゲバの末、トロツキーは暗殺される。だが、その後もトロツキーの思想的影響は

消えなかった。トロツキーの世界革命論は戦後になり、新左翼を生み出した。

日本の所謂「左翼過激派」は皆トロツキー主義の流れである。左翼過激派が日本共産党を

敵視するのは「トロツキー主義VSスターリン主義」というボルシェビズムの内ゲバ構造を

そのまま引き継いでいると思われる。

新左翼の中からは1970年代以後に古代史やオカルトに接近する一派が出現し、大本教系と結合する。
http://www.asyura.com/sora/bd/msg/367.html

オカルト革命を幻視する「霊的ボルシェビズム」、そこから派生したポップオカルティズムの流れである。

この流れの延長にオウムが発生した。

古代史に関しては、赤軍派の梅内恒夫
共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ

という手記の中で
八切止夫史観を絶賛したことを機に、新左翼の中から反日亡国論日本原住民論

の特異な古代史観に立脚した反日革命思想が出現してくる(連続企業爆破テロ事件を起こした

東アジア反日武装戦線はこの流れ)。この辺の一派を「新左翼古代史派」と個人的には呼んでいる。



このトロツキーの流れの中で今も世界的に大きな影響力を持っている一派がある。ネオコンである。

ネオコン草創期の代表的理論家は皆トロツキー主義からの転向組である。ネオコンの創始者と言われる

アーヴィング・クリストルはNY大学在学中に反スターリンのトロツキストとして活動した。

ちなみにこのクリストルを「尊敬している」とアメリカン・エンタープライズ研究所で明言したのが

安倍晋三である。


彼らネオコンの「世界を民主化する」「民主主義を輸出する」という思想は

トロツキーの世界革命論・永久革命論から影響を受けていると言われる。

ネオコン思想の以下の特徴は完全に左翼思想の特質である。

①進歩史観(フランシス・フクヤマのヘーゲル的「歴史の終わり」思想)
②グローバリズム=無国境主義
③全世界を「アメリカ化」するまで終わらない「永久革命」論
④武力革命論➄前衛エリート主義(シンクタンクの知的エリートが主導)
⑥理性崇拝を根底とする設計的合理主義。



このように、トロツキー主義はスターリン主義によってソ連から放逐されたとはいえ、

それによりかえって世界に影響が拡散したとも言える。中でも現実的に大きな力を持って

世界に厄災をもたらしているのがこのネオコン思想なのである。

従って、「ソ連型共産主義の影響は潰えた」と書いたが、それはスターリン主義の方で

あって、トロツキー主義の方は実は、今も生きていると言える(中国共産党の一党独裁体制

や北朝鮮の独裁体制をスターリン主義の亜種と見なすことも可能かもしれないが、経済では

資本主義化が進んでいる中国や、北朝鮮の金一族による世襲的支配はスターリン主義には

無かった要素である)。

しかも、ソ連と対になる米国において生き残り、権力の中枢に入り込んで極悪な世界革命思想を

実践し続けているのである。



次に②の国連中心主義

国連は第二次世界大戦の結果としてできた。「大戦の反省を踏まえ、二度と戦争を起こさない為」

という名目で「
世界政府の雛形」として設立された。超国家的政府のようなものを作る際、普通は

各国家各民族からの反発が予想される。したがってその前提として大戦争を起こし、その「反省」

という名目で押し付ける、というプロセスを取る。そうすれば「戦争を防止するためならやむを得ない」

と思い込ませ受け入れさせることができるからである(しかし本当は「
戦争は自然に起こるのではなく

常に作られる
」というのが真実である。戦争を引き起こす勢力と国連を作る勢力は同じであり、

マッチポンプである)。

第一次大戦後の国際連盟もそうやってできた。

だが国際連盟は米国が非加盟だったこともあり、限定した影響力しか持てなかった。故に、さらに

権限を強めた国際組織を作るために第二次大戦が起こされ、国際連合が作られた、と言われている。

国際連合の本部ビルの土地はロックフェラー財閥が提供した。これだけでも誰が国連を支配している

かが透けて見える。


国連について特筆すべきことはオカルト人脈と密接なことである。国連本部ビルには

二代目国連事務総長
ダグ・ハマーショルドが作った
瞑想の部屋」というのがある。

「全ての人の神に祈る」部屋という趣旨だそうだが、これは世界の宗教統一に誘導する

コンセプトだろう。

フリーメイソンのグランドマスターであるスウェーデン王から送られたと言われる鉄鉱石が置かれて

おり、奥には奇妙でシンボリックな絵が描かれた壁が置かれ、その背面から光が照射されている。

部屋全体は奥にいくほど先細りするピラミッド型をしていて鉄鉱石や壁に向かって祈りを捧げると、

ピラミッドの頂点に向かって祈る形となると思われる。ピラミッドの頂点=国際秘密力中枢への

隷従へと無意識に誘導する仕掛けだろうか?

この国連「瞑想室」については以前以下のように書いた。


〇国連「瞑想室」は国連二代目事務総長ダグ・ハマーショルドが作った。瞑想室にある鉄鉱石はフリーメイソンであるスウェーデン国王から送られたものだそうだ(スウェーデンと言えばボルグ)。瞑想室の形はピラミッドを横たえた形になっている。「全ての人の神に祈る為の祭壇」という宗教統一誘導だろう。

〇宗教の垣根を超えた、万人が祈りを捧げる瞑想室」とは聞こえは良いものの、要するに宗教統一誘導目的の国連の瞑想部屋。「一つの最高実在に祈る」という一神教形態の宗教ばかりではないからだ。国連の「アジェンダ」は文化を統合・収斂するNWO誘導。国連を「オカルト団体」と断ずる所以である。


https://twitter.com/kikuchi_8/status/655877703921352704


例えば日本政府の施設に「瞑想の部屋」があると想像すれば、この奇妙さが分かる。

こういう宗教的又はオカルト的設備が施設内にある時点で国連とは公共的な機関というより、

思想的に偏ったオカルト的団体であることが分かるのではないだろうか。



また、同じく国連ビルの中には神智学協会のアリス・ベイリー一派の組織である「
ルシス・トラスト

が入っている。(2011年に盛り上がった「オキュパイ・ウォールストリート」を主宰する団体のHP

のドメイン登録者は国連関係者であり、登録住所は国連ビル内のルシス・トラストだった、という

話がある。)






国連は「国際ヨガデー」なるものも制定。夏至の日であるのが意味深である。

ちなみに英国のウィリアム王子も夏至前後の生まれで、一部では「太陽王」「アンチキリスト」

に擬せられ、「世界政府ができた暁に世界王となるべく用意されてる」などと噂されている。

キリストの原型であるのが
ホルス=太陽神もしくは太陽神の子だが、夏至の日に

「国際ヨガデー」なるものを想定したのはなんらかのシンボリズムなのではないか?という

気がしてならない。ヨガはインドの伝統文化であるが、このように「憑依」して換骨奪胎して

伝統文化を破壊していくのが国際秘密力の手口(憑依型戦術)なので気を付けなければならない。


このように、オカルト人脈とも非常に密接な国連は「世界政府の雛形」として創設され、

その権限を徐々に大きくしていくことによって「世界政府」へと成長させようとしていた

ようだが、2001年の911事件以後に台頭したネオコン主導の「アメリカ単独主義」によって


国連の「権威」は大きく傷つけられた(ネオコンは以前論じたように左翼であり、大東社あるいは

アダム・ヴァイスハウプトのイルミナティの系譜
である。この点でオカルト団体である国連に

対抗したとしても別段の不思議はない。結局根は一つだが、ヴァイスハウプトがメーソンの

オカルティストを罵倒していたように、理性崇拝主義派とオカルト・神秘主義派の抗争は

国際秘密力内部の内ゲバとしてしばしば見られるようだ。仏蘭西メーソンと英国メーソンの


両建構造)。

その結果、今の国連には「世界政府」へと成長するような力は残っていないように見える。


最後に③の
広域共同体

これは分かり易い代表例はEUである。欧州なら欧州という複数の主権国家をカバーする広域圏

を一つにまとめた地域連邦のようなブロックを世界各地に作り、それらを連結させることで

世界統一を図ろうという方略で、これが目下最も有力なNWO征略であると思われる。

戦前に、満洲に猶太人を招き、猶太国家を創設することを目論む「河豚計画」というのがあったが、

これに関与した有力者の中に実業家の藤田謙一という人物がいる。この人物の子息は世界連邦主義者

だったようで、以下のようなことを言っている。

「地球連邦」完成のために、まず「東アジア連邦」をつくり、そして「ヨーロッパ連邦」、「中東連邦」、「アフリカ連邦」と、各ブロックの連邦化を積み重ねてゴールに至ることが最良の道である──。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe400.html

これは広域ブロックの連結というNWO征略そのものであり、米人ジャーナリストのゲイリー・アレンが

1980年代に国連中心主義より有力なNWO征略として紹介していたものと全く同じである。

この「広域共同体の連結」というNWO征略はEUや東亜連盟論だけではない。

それは目下我が国が攻勢をかけられているTPPも同じなのである。TPPは米国による経済的囲い込みであり、

「対中国」のためにメリットがある、などと論じられることがあるが、日本におけるTPPの言いだしっぺ

菅直人の首相時代の演説や、安倍偽総理の演説、経団連による意見表明を見ると、TPPはそれ以上の

広域経済圏に至るまでの過程として位置づけられているのが分かる。つまり、TPPとは、中国も巻き込んだ

「アジア太平洋自由貿易圏=FTAAP」創設を最終目的とする一過程という扱いなのである。


第18回APEC首脳会議での菅直人の発言には以下のようにある。

第一に、我々は、貿易・投資の自由化・円滑化を更に進め、より深化した経済統合を推進する、 「緊密な共同体」を目指します。これを実現するため、
アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)をAPECとしての目標に掲げ、ASEAN+3、ASEAN+6、TPPなど、現在進行中の地域の取組を基礎として更に発展させることにより、FTAAPの実現に向けて前進します。このため、投資、サービス、国際物流円滑化などの分野で取組を続けます。http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201011/14speech.html




次は2013年インドネシアで開催されたAPECでの安倍偽総理の演説から。

共に進歩し、繁栄する。そのための土俵づくりこそが、TPPであり、RCEPであると考えます。その先にあるFTAAPは、もはや絵物語ではありません。APECが築き上げた歴史と成功は、私たちを勇気づけてくれます。
 私は、アジア・太平洋からインド洋へ広がるシースケープを、今世紀の、富の大道と見ています。
 人やモノが自由に行き交い、融合し、新たな価値を生み出す地域。アジア・太平洋には、創造力に満ち溢れた、豊かな市場が日に日に姿を現しています。日本は、APECエコノミーと深く結び合いながら、うねりをもっと前へ進めるのに力を惜しまない覚悟です。
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/1007koen.html

経団連のHPより。
今後、わが国が官民一体となって国を開く姿勢を明確にした上で、まずTPPを推進し、併せてTPPに参加していない国をも包含するASEAN+6経済連携協定の締結を追求することによって、2020年を目処にアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を完成させるべく、地域経済統合をリードしていくよう強く求める。FTAAPの完成は、多様性に富むこの地域における価値観の共有、それを通じた安定的な秩序の形成にも資するものであると共に、わが国への経済波及効果が期待される。http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/110/honbun.html


以上の引用文から分かるように、民主党の菅直人も自民党の安倍晋三もその背後にいる財界も、

TPPを最終目的とはせず、TPPを含むASEAN+3、ASEAN+6、RCEPなどいくつかの

広域経済圏を作り、それを連結させることでFTAAPを作ることを最終目的にしていることが分かる。

これは先述の藤田謙一子息のような世界連邦主義者が世界をいくつかの地域連邦を作りそれを連結

することで「世界連邦」を創設しようという征略と発想的に軌を同じくする。

このように「広域共同体創設→それを連結する事で世界統一」という手口はNWO征略の中で目下

最有力となっている次第なのである。

日本国内の政治勢力的な分類では、TPP推進勢力は親米派であり、統一協会系で、世界連邦推進勢力は

親欧州派であり、大本教団が世界連邦運動を推進しているように大本教系
、とおおよそだが分けること

ができると思う「が、結局両方がNWOへ誘導する手口というのは「広域共同体を作り連結する」という

全く同じベクトルの戦略に立っており、発想的にも最終的に目指す所もこの両者結局同じで、

根は一つなのである。「統一協会系VS大本教系」という両建構造は前回の記事にも書いたが、

以前、工作員業界の組織系統の分析と兼ねて以下のように書いた。


〇日本の工作員業界は大きく分けて①統一協会系②大本教系③左翼系の三系統と分析。工作員のレベルとしては大本教系が数々の思想ギミックを使い、一見良識的な反米論を主張し左翼ではない保守系や中道系の日本人を多数取り込んでいるので最も高い。①③は単純でほぼ同レベル。が、三者どんぐりの背比べ。

〇所謂「工作」は「統一→大本→左翼」の三重構造だと分析する。戦後左翼が嫌いな者を統一協会系が親米右派に誘導。児玉誉志夫的右派思想に飽き足らない者を大本系が東亜連盟→世界連邦志向の「反米右派」に誘導。大本系のオカルト性を嫌う者は最終的に大東社系=左翼が誘導。左翼→統一→大本→左翼という円環構造。工作誘導における「ウロボロスの輪」。

〇統一系の親米朝鮮右翼に騙されなかった人も次の段階で、大本系のワンワールド誘導に騙される場合が多くみられる。それをクリアした人には左翼が待っている。繰り返すが工作はこの①統一②大本③左翼の三重構造になっていると分析。

〇「左翼→統一→大本→左翼→…」という「ウロボロスの輪」の如き円環構造の中=土俵にいては、かかる円環構造の設定者には絶対に勝てない。円環構造の外部から俯瞰して分析し構造全体を全方位的に追及しなければ。敵の土俵に乗っては思う壺。
両建戦術に対抗するには俯瞰的で複眼的な思考が必要不可欠。

日本の工作員業界の三重構造とツイッターに見る工作員のランク分け




以上NWO征略のルートとして、①ソ連型共産主義 ②国連中心主義 ③広域共同体 の三つを挙げてきたが

この中でも今最も有力なのが③である。

「広域共同体の創設→広域共同体の結合→世界統一」という今最も力を持っているNWO征略に最大の

注意を払うべきである。TPPはその入り口として今日本に押し付けられようとしている。

ここに嵌められると次はFTAAPが押しつけられ、最終的にはNWOまで進まされることになる。

だからTPPの段階で絶対に阻止しなければならない。


TPPを阻止することにより、我々日本人の力で国際秘密力のNWO征略を打ち砕くべきである!


(了)

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by kokusai_seikei | 2015-12-26 07:50 | 陰謀解析 | Trackback | Comments(1)

大本教と戦前右翼勢力の関係から見るNWO勢力の両建構造

随分前に読んだ「三島由紀夫の226事件」松本健一著という本をなんとなく
読み返していたら、昭和裏面史の観点から興味深い事実を発見した。

それは戦前の右翼勢力と大本教の関係に関する北一輝の証言である。
北一輝は226事件に際して政府に拘束されたが、警視庁における陳述の中で
戦前の右翼勢力と大本教がどのような関係にあったかを考えるのに非常に
参考になる証言をしている。



順次引用しつつコメントしていく。

大本教を私が直接最初に知りましたのは大正9年のことでありまして、
私どもは国家改造と云ふ事を考えて居りますし、大本教は同じ意味で
建替へ、建直しと申して居るさうであります。其の間にお互ひに共通点
があるのではないかと考へまして、大本教の人々が参りましたので、
出口王仁三郎氏に上京して吾々と会見する様に話しました処、
昭和九年八、九月頃思ひますが、出口が上京したので、私、大川周明、
満川亀太郎の三人で始めて同人と会ひました

「三島由紀夫の226事件」松本健一著p63より引用


この北一輝の証言によれば、北らは積極的に出口と会見しようとしているが、
最初は大本教の方から北らの猶存社近づいていることが見て取れる。
ある政治勢力や政治グループが目立ってくると新興宗教が近づいてくるという
パターンは戦後に広くみられるわけだが、その原型は上記のような大本教が
戦前右翼に近づいたやり方にあるのかもしれない。
カルト・新興宗教の手口を究明するのに、同時代的な証言だけでは「陰謀論」と
片づけられやすいが、このような歴史的資料を参照する事で現代を映す鏡とする
ことができるのではないだろうか。

大川は私と出口との会談を見て、只一回で出口は下劣な取るに足らぬやつだと
断定しまして、私等に向かっても再び会見の必要なしと申した位で、私も変な姿の
様な印象丈けを残して其の後は心に止めない様にして居りました

「三島由紀夫の226事件」松本健一著p65より引用

これを読む限り、大川周明は出口王仁三郎に対して「下劣な取るに足らぬやつ」と
酷評している。これは、渡部悌治先生の「ユダヤは日本に何をしたか」にある
「出口との会見時、大川は肩を怒らして出口を睨みつけていた」という記述と
符合する。大川はどうも出口を嫌っていたらしい。この事を分析するに、大川は
3月事件のような統制派系のクーデター計画に関わっているように、皇道派より統制派
と気質的に近かった
ことがあると思う。一方出口王仁三郎の大本教は皇道派と近い関係
にあった。
この大川の出口に対する態度に、その後の「統制派VS皇道派」という軍部内の
両建的対立構造
が垣間見えるようだ。

大川はキリスト教によって宗教に目覚めたと言っていてキリスト教社会主義に
傾倒していたし、フリーメイソン系の思想家であるポール・リシャールと交流が
あったし、猶存社解散後に作った行地社の綱領には「自由・平等・友愛」が
掲げられていたことを考えると、出口を嫌っていたと言っても、
別系統のメーソン系の思想家だと思う。
なお渡部悌治先生によると、大川は
上海の猶太財閥に出入りしていたとの事である。


大川は満川亀太郎と並びロシア革命によって作られたソ連についても当初好意的であった。
ソ連外交官ヨッフェ来朝運動も推進している(この動きの背後には後藤新平がいたようだ)。
大川は容共的なところがある。社会改革論においては一時は「マルクスを吾師」としたと
言っているが、のちに日本主義者になっても、容共的なスタンスは残ったようだ。
共産主義は
理性の力で国家をゼロから設計・構築可能とする理性崇拝のイルミナティ思想の系列
であるが、
出口王仁三郎が典型的なオカルティストだとするならば、大川は理性主義的な国家改造を目指す
イルミナティ系統の思想家、と言えるかもしれない。
「国家を改造する」という思想・表現自体が既にしてイルミナティ思想的である)
大川は宗教に傾倒する宗教学者だが、神がかり的な所は無い。どちからというと合理主義的な
傾向が強い。それはこのその説くところの国家改造論にも表れている(皇道派的な神政復古思想
ではなく、統制経済的な国家社会主義体制の樹立を理想とした。ここが統制派との接点だろう)。
アダム・ヴァイスハウプトがメーソンのオカルティストを口を極めて罵倒していたのと、
大川が王仁三郎を「下劣な取るに足らぬやつ」と酷評したのはどこか通じるものがある気がする。

大川の軍部内で付き合う者達も、皇道思想に燃える青年将校ではなく、中堅以上の官僚的な
陸軍大学出のエリート高級軍人が多い。のちの統制派である。
この辺りは主に農村出身の青年将校に主な信奉者を得た北一輝と対照的である。
(もっとも、政治思想的には本質的に国家社会主義あるいは社会民主主義であった北一輝と、
皇道思想を信奉する青年将校は同床異夢であった)

行地社の綱領「一.維新日本の建設 一.国民的理想に確立 
一.精神世界に於ける自由の実現 一.政治生活に於ける平等の実現
一.経済生活に於ける友愛の実現 一.有色民族の解放
一.世界の道義的統一
「自由・平等・友愛」と「世界統一」というフリーメイソン思想がもれなく
盛り込まれている。愛国団体の綱領には見えない。



一方の北一輝は渡部悌治先生の前掲書には(出口王仁三郎に対して)「北は大げさな
身振りで恭しく三拝の礼をとっていたという。」と書かれているように王仁三郎に対して
表面上は恭しく接していた様子が分かる。北一輝はある意味、出口王仁三郎に匹敵する
オカルト的カリスマ
であり、「僕は支那に生まれていたら天子に成れると思った」と
豪語するような野心家で、要するに出口と同じ教祖的存在なので出口と張り合いこそすれ、
出口の軍門に下るタマでは無かったと思われる。が、この真意を隠した恭しい態度は
直情型の大川と違い、いかにも「魔王」(北のあだ名)らしい面妖な「腹芸」と言える。
王仁三郎が神道系オカルティストなのに対し、北は日蓮系オカルティストという違いもある
のでお互い利用する関係でありつつも結局「鬼」と「魔王」は並び立たなかった、と思われる。
北一輝は大本教から「日本改造法案大綱」の出版費用を引き出しているという噂もあったそうだ。
ともあれ、この興味深い「鬼」と「魔王」の邂逅は近代日本裏面史のある種のハイライト
と言えるかもしれない。

北一輝は「日本改造法案大綱」の緒言にて次のように書いている。
欧米革命論の権威等ことごとくその浅薄皮相の哲学に立脚してついに「剣の福音」を悟得するあたわざる時、高遠なるアジア文明のギリシアは率先それみずからの精神に築かれたる国家改造を終ると共に、アジア聯盟の義旗を翻して真個到来すべき世界聯邦の牛耳を把り、もって四海同胞みなこれ仏子の天道を宣布して東西にその範を垂るべし。


アジア聯盟の義旗を翻して真個到来すべき世界聯邦の牛耳を把り、
もって四海同胞みなこれ仏子の天道を宣布

と書いており、亜細亜連盟から世界連邦設立を最終目的としていることが分かる。
「四海同胞みなこれ仏子
」というのは北の法華経信仰から導き出された法華経NWO思想
ではないだろうか。最終的に世界連邦設立を目指している北一輝はこの点において
基本的に出口王仁三郎と変わるところはないと言える。
東亜連盟設立から日米の「世界最終戦争」を経て、世界統一を目指す石原完爾の
日蓮主義的なNWO思想も同断である。渡部悌治先生によると石原完爾が設立した
東亜連盟はフリーメイソンと繋がっていたようだ。そもそも「東亜連盟」という
発想自体がメーソンと同じである。
先述の大川周明の行地社も綱領として「世界の道義的統一」を掲げていたが、北・大川・石原
という戦前右翼の有力な理論家達は「東亜連邦設立→世界連邦設立」という共通したビジョン
を持っていたようだ。

亜細亜主義は元々は東亜の諸国と組んで西洋列強を打ち払うという素朴な「拡大版攘夷思想」だったが、
時代が下るにつれて、段々と「亜細亜を一つにする」というフリーメイソン的な東亜連盟思想
に変質していった。
明治になって「攘夷」が「欧化」にすり替わったのに似ている。



引き続き引用。大本教が設立した昭和神聖会についての証言である。
大本教は改造請願運動といふ名前で、田中光顕、頭山満其の他愛国団体の
尊敬してゐる人々が筆頭になって全国的の運動を開始しますし、又右傾団体
の大多数も各自の立場から暴動的な運動に展開せしめ様と致して居りますし、
如何にも表面は皇室中心の国家改造運動であるかの如き偽装をして九年末から
十年の三、四月迄相当猛烈に一般を動かして来て居りました。私は各種の情報
に依って、其の運動資金の大半が悉く大本教から出て居る事を知りましたので、
私は事態容易ならざる事を恐れ戒めて居たのであります
。」
「三島由紀夫の226事件」松本健一著p73より引用


昭和神聖会運動とその周辺の国家改造運動の運動資金の大変を大本教が出していた
という事実を右翼陣営の内部にいた者として明かしている。これは貴重な証言である。
戦後派右翼が「統一協会系」
なのに対し、戦前派右翼が「大本教系」と考えている

が、そのことがこの北一輝の供述から裏書きされる様に思う。
大本教という当時の巨大な新興宗教団体が「国家改造」を掲げるあらゆる右傾団体
の背後におり、資金提供をしていた事実
である。昭和初期の右翼運動に対して
大本教団が大きな影響力を及ぼしていたことがこの北一輝の供述から分かる。

この傾向性というのは戦後にも引き継がれている。戦後右翼は冷戦と児玉誉志夫が米国
CIAの工作員だった影響を受けて反共・親米を専らとする
が、戦前右翼の系統はアジア主義
の系譜を受け継ぎ、反米的
である。
その反米右翼の活動家が大本教の系列の生長の家出身だったり、頭山満など
玄洋社の大物から可愛がられた堀川辰吉郎(世界連邦主義者・世界救世教最高顧問・
大本教の提携団体である紅卍字会会長)の子供を称する人物が反米系陰謀論の大家で
あったり、反米系の著名な経済評論家が大本教信者であるなど、
戦後右翼が安倍一味を筆頭に統一協会系で親米なのに対し、戦前派右翼の系譜は今も
大本教系で反米(かつ親欧州)の傾向が強いのである。
(もちろん両建構造で根っ子は同じであるから、例外はあるし、完全に綺麗に分かれて
いる訳ではない。おおよその目安である。例えば、安倍偽総理は大本教系の行事に参加しているし、
明恵夫人は出口王仁三郎に興味を持っているそうである

「反米系ならいいではないか?それこそが本物の愛国者だろう?」という疑問もあるかもしれないが、
ことはそう単純ではない。反米に見せつつ実は親欧州であり、ワンワールド主義化したアジア主義
(東亜連盟論=世界連邦東アジア支部)推進者
だったりするのだ。米国経由のワンワールドではなく、
欧州系列のワンワールド陣営である場合が多いのである。例えば、親米右翼の児玉誉志夫と対になる
反米右翼の巨頭である田中清玄はオットー大公のようなEUを主導した欧州人脈と近く、東亜共同体論
を持論としていたようである(田中をオットー大公に仲介したのが三井の大番頭池田成彬だそうだ。
三井と言えばロスチャイルド財閥と近いことがよく知られている。田中が全学連に資金提供したのは
よく知られた話である。一方で田中は論争ジャーナルという雑誌を援助し、そこに参加していた
若者達が三島由紀夫の盾の会に参加している。田中は盾の会に資金提供もしている。
左の全学連と右の盾の会両方を支援したことになる。「両建」を地で行っていると言える。)。

大本教は世界連邦運動を推進している。大本教の本拠地である京都府綾部市は昭和25年に日本初の
世界連邦都市宣言」をしている。さらに大本教の仲介で綾部市とエルサレム市が姉妹都市提携を
結んでいる。綾部市と大本教の関係は、天理市と天理教の関係と相似的だろうか。
あるいは米国ユタ州とモルモン教の関係。
http://www.asyura2.com/sora/bd5/msg/430.html


汎ヨーロッパ主義
を主唱し、EU運動を推進したクーデンホーフ・カレルギーと昵懇だった
のがフリーメイソンの鳩山一郎である。鳩山一郎は反米的な姿勢だったが、カレルギーとの
交流を見ても分かるように親欧州であり、汎ヨーロッパ主義を真似た東亜共同体論者でも
あったのだ。その思想をそっくり引き継いだのが孫の鳩山由紀夫氏である。
鳩山氏は米国批判では的を得た事も言うが、同時に欧州寄りのNWO主義者であることを
注意しておくべき
である。反米右翼と鳩山氏が接近する動きがあったのも印象的
だった(ともにクリミア訪問)。

ある政治家や言論者の反米的な言説はその部分だけを評価すべきであり、反米と同時に
世界連邦を主張している場合は、その人物の言説全部を鵜呑みにしてしまって取り込まれ
ない様にすべきである。例えば東京裁判の時のパル判事の法の良心に従った立派な判決を評価
すべきであって、パル判事の世界連邦言説まで受け入れる必要は無いのと同じである。
そういえば、東京裁判の主任弁護人である清瀬一郎は世界連邦思想に傾倒しており、
世界連邦日本国会委員会」の五代目会長だった。清瀬が書いた「秘録東京裁判」
を読んだ時、世界連邦に肯定的な記述があり、違和感を感じたのを覚えている。
これはパル判事に傾倒するあまりその思想まで影響を受けたのだろう。どのような人物
の言説評価も部分部分で評価すべきであって、一つの優れた言説を主張したからと言って、
他の主張まで妥当だとは限らない
のである。この当たり前の事実を意識していれば、
反米だからと言って親欧州ルートのNWOに誘導されることはないと思う次第である。


このように
一見反米だから反NWOに見えたりするが、親米とは別ルートでのNWO主義を推進して
いる場合がある
ので注意が必要である。吾人の見るところ、大本教系の戦前派はまさに世界連邦を
推進している、親米グローバリストとは別系統のNWO主義者
である。安倍一味以下ネオコン系の
親米派は米国中心のグローバリズムを推進するNWO主義者なのに対し、大本教系のNWO主義者
は親欧州派であり、欧州寄りの東亜連盟を推進
している。前者は目につきやすいが、後者は盲点
となりがちである。だが、この両者目指す所は「一つの世界=NWO」であり、行き着く先は同じである。
親米か親欧州か、どのルートで誘導するかの違いに過ぎない。欧州人脈も米国人脈も一年に一度
ビルダーバーグ会議に集結していることを見ても、根は一つなのだ。


まとめると、

戦後派右翼≒親米右翼≒統一協会系≒親米派≒従米主義≒グローバリズム推進。

戦前派右翼≒反米右翼≒大本教系≒親欧州派≒亜細亜主義≒東亜連盟論。

というおおよその公式が成り立つかもしれない。
米国流のグローバリズムも欧州流の世界連邦運動も、帰する所無国境主義的なNWO征略である。


この辺りについては以前次のように書いたことがある。

〇オーストリアの貴族でフリーメイソンのクーデンホーフ=カレルギーの影響を受けた鳩山一郎。カレルギーは後のEUに繋がる汎欧州運動の主導者の一人。鳩山家の「反米」というのは「親欧州」と言う事でもある。田中清玄はカレルギーと親交があった由。反米・親欧州・世界連邦派。大本教も世界連邦派。

〇鹿島守之助は汎欧州運動に共鳴し汎亜細亜運動を展開。田中清玄はこの鹿島守之助やカレルギーと親交を結び亜細亜連盟構想を持つ。鳩山由紀夫氏もこの系列。反米右翼と鳩山由紀夫氏が接近。反米の世界連邦路線VS親米のネオコン系軍事的グローバリズム路線の両建構造。弁証法的にワンワールドに誘導。

〇統一協会系のネオコンと違い、世界連邦派は見た目がスマートだし米国批判をするから警戒されにくい。ネオコンの乱暴者が暴れ、それを世界連邦派が批判する。誰が見てもネオコンは極悪の戦争屋だから「もっともだ」となる。そこで巧みに世界連邦に誘導。ヘーゲル弁証法の応用である両建戦術の具体相。

〇田中清玄は三井の番頭・池田成彬の紹介で、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー、鹿島守之助、ハプスブルク家のオットー大公を紹介され親交を結んだ。ロスチャイルド系の三井・反米右翼の巨頭・汎欧州運動の欧州貴族。この辺の人脈が反米に見せた世界連邦派の中核だろう。鳩山家もそこに加わる。

〇リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーという母親が日本人のこの欧州貴族は非常に重要人物である。三井の池田成彬と繋がりがあり、鹿島守之助、鳩山一郎、田中清玄と言った世界連邦派に影響を与えている。鹿島の東亜連盟論や鳩山一郎のメーソン友愛思想。日本の要人をワンワールド派に巧みに洗脳。

〇鳩山由紀夫氏と反米右翼が何故共闘するのか?それは汎亜細亜論と亜細亜主義の一致だろう。戦前派右翼は亜細亜主義者が多い。一方、鳩山氏は祖父の鳩山一郎がクーデンホーフ・カレルギーの汎欧州主義の影響を受けている。東亜共同体論に繋がる発想である。反米だから反NWOとは限らない具体例である。

〇大本教信者の著名な反米系論客もいるが、大本教も世界連邦運動を推進している。なぜ反米だけでとどまらないのか?ネオコンによる軍事的グローバリズムに反対していながら、広域共同体の連結によるワンワールドには賛成という。ネオコン戦争屋は単なるダシでこっちが国際秘密力の本命にも見えるのだ。

〇鹿島守之助は大東亜共栄圏構想を唱えたが、クーデンホーフ・カレルギーの影響を受けたもののようだ。欧州のイデオローグにすっかり影響されて戦後も東亜共同体構想を推進。原発も推進。欧州系利権と共にあるような人物である。鹿島は中曽根と親戚。親米派と親欧州派は両建的同根一体なのである。

https://twitter.com/kikuchi_8/status/617716176567689221



このように「一つの世界=NWO」を目指す点で根を同じくする
「親米派VS反米派」という
両建構造があるので、常に複眼的に見ておかないと見誤る場合が多い。反米に見えるからと言って
反NWOとは限らないのである。注意すべきことである。

この辺りに気を配っていないと、反米愛国がいつの間にか別系統のNWOに誘導されてしまう
場合もありうる。親米は論外だが、反米にも罠が仕掛けられている場合があるので用心すべき
である。視点が偏ると誘導される。以前論じたように、
「左翼→統一→大本」の順番で誘導する工作員業界の円環構造があると見ている
つまり、戦後左翼に嫌気が指した人を統一系のフジサンケイ的又はネット右翼系言説が絡めとり、
そこを突破した人には大本教系の「保守」言説が待っている、という構造
である。
(これを個人的には「工作員業界の三重構造」と呼んでいる)
左翼を突破し、統一も突破したが、大本で絡めとられる場合も多いと思う。その挙句左翼
と同化してしまい振出しに戻る場合もある。「リベラル保守」などという鵺的スタンス
もあるようだ。

以前、以下のように書いたことがある。

〇「良識派の保守」を自認する人ほど左翼を批判しなくなる場合が多い気がする。単なる反左翼で、左翼「しか」批判しない親米保守・ネトウヨは問題だが、左翼を全く批判しないのもおかしい。左翼しか批判しないのと左翼を全く批判しないのも偏っている。前者が統一系、後者が大本系におおよそ分類できる。

〇単に反左翼冷戦脳なのが統一協会系保守・右翼で、左翼と同調すること=良識派保守・真の右翼と思っているかのようなのが大本教系保守、と分類している。確信犯のプロは別として、素人筋の場合、前者は右の売国が見抜けず、後者は左の売国が見抜けない傾向がある。カルトを叩き左右の売国を見破るべき。

〇統一系、大本系というのは別に信者とは限らない。主張の性質からおおよそどちらかのカルトの系列に分類できるということである。例えば、安倍一味が「保守に悖る」という批判は同感であるものの、左翼に褒められるために「保守」をやっているのでは?と見えてしまう某言論人が大本教に好意的だった。

〇工作員業界「統一→大本→左翼」三重構造で説明。①戦後左翼に疑問を持った人が「保守」に目覚めて統一系に②統一系保守・ネトウヨ言説に嫌気がさした人が「本物の保守」を自認し大本系に(この段階で当初持っていた左翼批判の視点はほぼ喪失している場合が多い)③左翼と同化。まるでウロボロスの輪。


https://twitter.com/kikuchi_8/status/657947714156556288



以上縷々述べてきたように、大本教系の右派が反米派に見せつつその実欧州系の世界連邦主義
の勢力と近い関係にあったりするのは、北一輝が供述しているように
戦前右翼勢力が大本教と
深い繋がりを持っていた事にも淵源の一つがあるのではないだろうか。そのように分析する。
その意味で北一輝が226事件時に警視庁でなした陳述内容は大変貴重な資料だと思った。


(了)

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by kokusai_seikei | 2015-12-12 07:08 | 陰謀史 | Trackback | Comments(0)

暴かれる戦争マッチポンプ構造

プーチン・ロシアが飛ばしまくっている。
何が飛ばしまくっているかというと、公の国際会議の場等で欧米やトルコの戦争マッチポンプ
暴きを敢行していることがである。


プーチンについては日本人にとっては他国の指導者であり、国際秘密力の両建の一角
である可能性もあるので、全面的に信用するのは危ないと思うが、今プーチンが
やっている戦争マッチポンプを暴き立てる動きは明らかに反NWO的動きに見える。
大戦の火種として温存されているであろうISを本気で潰そうとしていることと合わせると
プーチンの一連の動きで第三次世界大戦勃発がかなり抑止されているのは否めない事実と思う。


戦争マッチポンプについては以前は「陰謀論者」と意図的に貶められている、
時事問題について意識の高い人々が、ネット上などで言及することが専らであった。
それがここへきて、一国の首脳が国際会議という世界の注目が集まる場で、
堂々と陰謀暴きをやっているのである。これは画期的なことであり、
以前だと考えられなかったのではないだろうか。


最近注目された具体例を挙げる。

プーチンは先日のG20後の記者会見で「過激派組織ISに資金提供している国がG20の加盟国
を含めて40カ国に上る
」ということを暴露した。
ISに資金提供「G20含め40カ国」 プーチン大統領
この朝日新聞の記事では「シリアの周辺国を念頭に置いているとみられる」と書いているが、
プーチンの今までの発言やロシアの声(現スプートニク)等のロシアメディアの論調を見れば、
これは欧米を主に指していることが明らかである。
G20という世界の首脳が集まる場で言えば各国のマスメディアは報道せざるを得ない。
プーチンらしいしたたかな戦術である。


また、プーチンは国連の気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)での記者会見で、
トルコが我が国の飛行機を撃墜したのは、トルコ領土への石油供給ルートを
守りたいがためだった。そう結論する根拠はいくらでもある
」と述べた。
要するに、トルコによるロシア機撃墜は、ISを裏から支援するトルコのエルドアン政権が、
ISの補給路を断とうとするロシアを妨害する為になした、と暴露したのである。
トルコがISを支援しているという事は前から言われているが、これまたG8加盟国の首脳が
公然とかかる国際政治の裏側のマッチポンプ構造に言及したことが画期的だと思う。
こういう事に言及するのは「陰謀論」、言及する人は「陰謀論者」の烙印を押され、
長い間貶められ封殺されてきたのである。欧米メディアはロシアを非難するとはいえ、
G8構成国の首脳の指摘を「陰謀論」と一笑に付すこともできずにいる。
プーチン氏、トルコは「ISの石油のため」ロシア機撃墜と


さらにロシア国防相がISとトルコの石油密輸を証拠づける、ISのタンクローリーが
トルコの国境を渡っている様子やISが管理する施設でタンクローリーの車列が
石油を積み込んでいる様子を捉えた衛星画像を公開した。
ロシア国防省「トルコ大統領らがISISから石油密輸の証拠」と写真を公表


The routes of alleged oil smuggling from Syria and Iraq to Turkey © syria.mil.ru

ISがシリアやイラクからトルコに石油を密輸する三つのルートも公開。
ISISの石油取引のトルコの役割を示す証拠をロシアが公開



これらのことは世界中の民間の陰謀追及者は早くから指摘していた事であるが、
これらを一国の首脳が公の国際会議の場で堂々と指摘したことはとてつもなく大きい。
911の時であれば「テロの恐怖」が世界中を覆い、ヒステリックに「テロとの戦い」
が呼号されていたはずだが、今はどうであろうか。
先日のフランス同時多発テロ後の今は911後の時と比べ、「テロとの戦い」を
呼号する空気感というのは大分薄いと感じる(皮膚感覚的なものだが)。
「テロリストの味方か否か」という二元論的基準を設けて、世界中の国々を無理矢理
どちらかの陣営に分類し、同調しない国家を「テロリストの味方」「テロ支援国」など
と乱暴に決めつけるやり方はもはや通用しない。



今は何故911後に国際秘密力がやったやり方が通用しないのか?
それは欧米やイスラエルこそがISを育成し、支援し続けていることが
広く知れ渡って来たから
ではないだろうか。世界中の人々が
「欧米・イスラエルこそテロ支援国家だ」(ISを実際に支援している以上比喩でない)
という事実
に気づいてきたのである。
情報が拡散し、我々庶民がそれを「知る」こと自体が戦争マッチポンプを止める最大の力になると考える。
いくら権力犯罪者が戦争を煽ろうとも、我々庶民が乗せられなければ戦争など
起きようもないのである。もう国際秘密力は我々庶民大衆を簡単に騙せなくなっている。
確実に時代は変わってきたと感じる。情報を調べ、考え、そして自分なりに発信する。
この我々庶民でもできる情報戦は今や武力よりはるかに強力である。
戦争を止める力がある。


(了)






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by kokusai_seikei | 2015-12-08 01:10 | 陰謀解析 | Trackback | Comments(0)