ツイートまとめ テーマ:鴨長明「方丈記」の冒頭文から「事=現象」と「理=法則」について考察する


〇理と事を示す鴨長明方丈記」の冒頭文「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。「ゆく川の流れは絶えない」という不変のあり方は理であり、「もとの水にあらず」は常に変化する個別の現象を表す。そしてこの理と事は常に相即している。流れない水はない。水を離れて「流れる」は無い。

事=現象理=法則の関係を理解するのに「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」ほど適切な具体例はないと思う。松尾芭蕉不易流行や易経の三義「不易・変易・簡易」の不易と変易もそうである。変化する現象は「無常性」という不変の理と一枚である。これこそ色即是空であり理事無礙。

理=法則、道理というのは常に事=現象から離れていない。事があるからこそ理があり、理があるからこそ事がある。西洋などでは「理」を実体視するところから様々な形而上学が作られていった。鴨長明のように「流れる川」という具体的な現象に即して理を見極めていくのが日本人の探求のあり方であった。

〇「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」を認識主体の立場から言うと、流れる様子=視覚、水の音=聴覚、手を入れたら冷たい触覚、これら視覚・聴覚・触覚という感覚の複合に「水」「河」という名称を付与。「もとの水にあら」ざる変化する感覚複合に名称を与えると「ゆく河の流れ」に。
https://twitter.com/kikuchi_8/statuses/720285257602195456


(了)


※参考
 ツイートまとめ テーマ:破タヴィストック戦術について考える
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by kokusai_seikei | 2016-05-10 07:56 | ツイートまとめ | Trackback | Comments(0)
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