ツイートまとめ テーマ:「資本主義の精神」についてと、カルヴァン主義と鈴木正三の思想の違いについて


〇近代の資本主義制度を「神の救いを確信する為にひたすら勤勉に禁欲的に働く」というプロテスタンティズムの精神が作った、というマックス・ウェーバーの説が正しいなら、本来プロテスタンティズムとは違う精神文化を持つ日本は近代資本主義化した明治以後何ほどかキリスト教に毒されていることになる。

鈴木正三の思想が日本の資本主義の精神になったという説があるが、正三の思想はプロテスタンティズムと全く違う。例えばカルヴァン主義の予定説では、神がある人を救済しているかどうかは予め決定されているとするが、正三の仏教思想では、仁王の如き気迫で悪業煩悩を滅するべし、とする自力行である。

〇人間の主体性が一切認められず単に「神=システム」の道具となってしまうカルヴァン主義と自己の主体性を発揮して自ら裂帛の気迫をもって己の悪心悪業を滅する事を説く鈴木正三の教え。あまりにも真反対である。江戸時代初期のキリスト教の日本侵襲時、この気迫で正三は「
破キリシタン」を敢行した。

〇鈴木正三の仏教思想は正三が武士出身だけに戦士的な雰囲気がある。戦士とは真逆の(ユダヤキリスト教的な)僧職者的精神の極として現れたカルヴァン主義とはそういう意味でも対照的である。
仁王の気迫で己の悪業煩悩と対峙する正三思想と、ひたすら「造物主」に己の救済を預けるカルヴァン主義の違い。

〇あくまでもマックス・ウェーバーの説を仮に正しいとしてであるが(猶太教を重視する
ゾンバルト説もある)、現代の資本主義制度の根底に「プロテスタンティズムの精神」があるとすれば、その「プロテスタンティズムの精神」とやらを相対化する視点が必要である。その意味で以上のような考察をしてみた。

〇近代資本主義の成立に影響したのが「プロテスタンティズムの倫理」か「猶太教精神」かは分からないが「生産力と生産関係の矛盾」という唯物史観の公式だけで出現した訳ではないのは確かではないだろうか。
社会的経済的制度に「宗教」が与える影響はかなり大きいと思う。「陰謀」に与える影響もである。

「宗教」も、モノの考え方、世界の捉え方(世界観)の一種である。ウェーバーらの研究にあるように「宗教」が制度の成立に重大な影響を与えるとしたら、「モノの考え方」如何では、とんでもない監獄装置としての制度も作ってしまう事を意味する。国際秘密力が思想宣伝工作を重視する理由をここに見る。

〇近代メーソン「憲章」を書いたのが長老派牧師のジェームズ・アンダーソン長老派はカルヴァン主義。マックス・ウェーバーの説によると、カルヴァン主義の「プロテスタンティズムの倫理」が「資本主義の精神」となり、近代資本主義を成立させたと。この説が正しいなら、まさに近代資本主義≒メーソン

https://twitter.com/kikuchi_8/status/701809240340475904


(了)


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by kokusai_seikei | 2016-03-01 07:38 | ツイートまとめ | Trackback | Comments(0)
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