ツイートまとめ テーマ:華厳・縁起・空・縁起の道理の「破国際秘密力」への応用等について


〇華厳思想は「毘盧遮那仏」を言うので一見神秘主義やバラモン教に表面上似ている部分がある。だが、よく調べると「事事無礙法界」という「実体」を否定する空観に基づいた「事的世界観」と分かる。原始仏典と違い、大乗経典はその哲学的実質を見ないと神話的表現をそのまま受け取ると危ない部分がある。

伝統思想の破壊工作として、伝統思想の中で西洋神秘主義と類似して見える部分を拡大解釈する事で、「同一だ」とすることで憑依し、乗っ取り、破壊する手口がある。例えば華厳であれば、縁起・空の部分を抜き去り、毘盧遮那=一者とすることで換骨奪胎して新プラトン主義やカバラと同一視する訳である。

〇伝統思想と西洋の一神教や神秘主義とで表面的に似ている部分は探せばいくらでも見つかる。それをもって同一視すれば、神智学一味などのオカルト勢力の思想工作の思う壺である。彼らはその表面的類似点を突破口に破壊を仕掛けてくるからだ。これを防止するには実質・中身の違いをよく見極める事が重要。

法相(唯識)や華厳、あるいは三論(=中観。のちに華厳宗に吸収さる)の様な奈良仏教は学問としての色彩が強い。個人的には仏教哲学を世界観モデルや思考の用具として参考にしている訳だが、伝統仏教、特に奈良仏教は西洋的な「宗教」ではないが故に安心して援用できる面がある。因明=論理学もある。

〇古代からあるこういう日本の「知の伝統」は見直されてもよいのではないかと考える。明治以後の知識人は鎌倉仏教ばかりに注目するが、奈良仏教は現代の哲学にも通じる論理性を秘めている。廣松渉の哲学などは、中観・唯識あるいは華厳の発想とかなり通底する部分がある。大森荘蔵哲学も唯識に似ている。

「全ては空」は「全ては縁起」と同じ意味である。したがって、般若経典や中観派が強調する「一切皆空」と、華厳が言う「重々無尽の縁起」は実は同じ事態を表と裏から言っただけなのだ。「一切皆空」だけだと虚無と誤解されかねないので「重々無尽の縁起」と肯定的表現を強調する様になったと推測する。

「全ては空」とは「あらゆる事物事象は実体ではない=それ自体で存在している訳ではない」という事であり、それは同時に「縁起によって=関係性によって存在している」という事を意味する。「諸法皆空」「一切皆空」は「全部は空」の意味なので、同時に「全部は縁起(=重々無尽の縁起)」を意味する。

〇何故、縁起=空が「中道」と言われるのか。それは、事物事象は「実体が無い=自性が無い」から「有(実有)」ではないが、「縁起によってある」ので「無」でもない。事物事象は有でも無でもなく、因縁=縁起によってある「有無の中道」というあり方をしている。これが縁起が空であり中道でもある意味。

〇世界的仏教学者の中村元先生は、華厳思想は中観思想と同じだと書いておられた。つまり、中観では、万物万象の「相互依存性=縁起」を説くが、華厳も基本的に同じだという事であった。中観派の「空」思想が根底にある以上、華厳を新プラトン主義的な「一者」思想と解釈する事は無理がある訳である。

〇「空」と言うとどうしても消極的に響くが、これは「それ自体は無い」という意味で、「他に依って有る」「他を有らしめる」という事物事象を成り立たせる相互依存関係=縁起をも表しているので、実は肯定的・積極的な道理でもある。「それ自体」があるなら、他と関わる必要も無い断絶された世界となる。

〇「空」という事は「無常」という事でもあるが、「無常」は事物が消えていくはかなさ、虚無感と共に語られる事が多いが、何か新しいものを創造したり、勉強したり修行したりで人が向上していくのも「無常」だからである。全く変化しなければ、努力しても無意味になるので、それこそニヒリズムになる。

〇「不空」ならば「常住」なので、例えば国際秘密力の支配も常住となり、「破国際秘密力」の努力は無意味になる。だが、実際には彼らは金融、資源、軍事、情報等を押えるという原因条件によって「世界支配」の「状態」を作り出している訳であるから、その原因条件関係を変化させれば「支配」は終わる。

国際秘密力が「世界支配」の為に押える「金融、資源、軍事、情報」等の中で、庶民が対抗できる分野は「情報」だと思う。金融や資源、軍事はともかく、情報ならば、このネット時代において庶民が戦える最大の領域ではないか。ここを突破口にすれば、「支配」が崩せると信じ、情報拡散あるのみである。

〇国際秘密力が「世界支配」を行なう際の「資源」は、金融やエネルギー、軍事、情報等であるが、金融やエネルギー、軍事で庶民が対抗する事は難しい。だが、「情報」は、ネット時代において活路が見いだせるはずだ。庶民の思考・行動を操作する事で支配しているのなら操作されないようにすればよいのだ。

国際秘密力が情報操作を行って庶民の思考・行動を制御しようとするのは、彼らの「支配」が、庶民の思考と行動のあり方に依存している為である。例えば「陰謀などありえない」と根拠なく思い込む等の庶民側の姿勢に「支配」は依存している訳である。庶民の態度が国際秘密力の力を支えている一面がある。

〇逆に言えば、庶民側が情報操作を見破り、拒絶して、思考と行動の自律性を防衛できれば、それだけで国際秘密力の「支配」は大いに揺らぐのではないだろうか。「自分で考える」人間が増えれば増える程この「支配」は揺らぐことになる。庶民が国際秘密力に勝つ突破口はここにあるのではないかと考える。

〇「庶民が思考・行動を情報操作によって制御される」という「原因・条件」(=因・縁)によって、「支配される」という「結果=果」が成立する。逆に「庶民が思考・行動を情報操作によって制御される」という原因・条件を除去すれば「支配される」という結果も無くなる。これが「縁起」の道理である。

「これがある時にあれがある」「これが無い時にあれがない」が「縁起」である。現実世界の道理そのもの。国際秘密力の「支配」を打倒するには、その「支配」を成り立たせている「原因・条件」を除去すればよい。それを現実的にどうやるかが問題だが、庶民が具体的に対抗できる分野は「情報」と考える。

https://twitter.com/kikuchi_8/status/696830151179390976

(了)

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by kokusai_seikei | 2016-02-14 11:25 | ツイートまとめ | Trackback | Comments(0)
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