ツイートまとめ テーマ:台湾総統選挙から見える中華圏の両建構造や弁証法戦略等について

〇台湾の総統選挙は民進党が勝利した。蔡英文氏は長老派に近いとウィキに書いてあった。長老派はフリーメイソン的な教派と聞く。李登輝氏も長老派の信者で鈴木大拙を愛読する人物だが、中共は大東社系。台湾と共産中国の対立は、「英国系メーソンVS仏蘭西系メーソン」の両建構造と見る事もできそうだ。

〇ちなみに、近代フリーメイソンの「憲章」はジェームズ・アンダーソンという長老派の牧師が書いた。「アンダーソン憲章」である。この事を見ても英国系フリーメイソンと長老派の関係が分かる。
※参考 フリーメーソンの近代化

〇台湾には儒教・仏教・道教という支那伝統思想が生きており、従って章炳麟胡蘭成のような伝統的攘夷派の流れが残っていると思われるが、政治的に浮かび上がってくるのは、キリスト教、フリーメイソン、中国共産党=大東社系に近い人物ばかりのように見える。我が国とあまり事情が変わらないようだ。

〇孫文も蒋介石もキリスト教徒で、フリーメイソンだったと言われている。周恩来や鄧小平はフランスに留学し、中国共産党に参加。周恩来もメーソン員と言われているが、おそらくフランス大東社に加入したと思われる。中国近代史の「主役」は耶蘇教徒・メーソン員・共産主義者ばかり。そして客家が多い。

〇台湾新総統になる蔡英文はTPP推進派だそうだ。中国共産党寄りでなければ欧米・キリスト教に近いネオリベ、という「二択」は、日本も台湾も変わらない様だ。TPPの先にはFTAAPがある。「反中」→TPP推進→「反中」どころか中国含むアジア太平洋の経済統合=FTAAPという弁証法的誘導。

TPPはアジア太平洋自由貿易圏=FTAAPを創設する過程として位置づけられている。それは菅や安倍、経団連の述べる所を見ても明らかである。つまり、「反中」のつもりでTPPを推進しても、その先に「中国との経済統合」という「究極の親中」を帰結するのである。高度に狡猾な弁証法戦略である。
※参考 過去記事 NWO征略の三つのルート

弁証法戦略の恐ろしい所は結論が出発点とは全く相反する着地点になる事である。例えば、「愛国」のつもりだったのが「売国」の結論を招いたり、「自由」を叫びつつ「抑圧」の結果になったり等。この場合「愛国」「自由」の実を挙げるには弁証法的誘導を見抜き、真の狙いと全体の構図を見破る事である。

弁証法戦略の正・反・合。正に入力したものが、合ではまるで違う代物になっている。正から合に至るプロセスがブラックボックスになっていて、このプロセスが狡猾な両建戦術と言える。「AIIBに参加しよう」→「馬鹿たれ、中国に対抗する為にTPPだ」→「FTAAPで中国と経済統合」→「あれ?」

〇無国境主義を推進するには「愛国」の偽装を施す。独裁を推進するには「自由」「平等」「民主」を掲げる。ラベルを貼るだけで人が動員される。「愛国」の為と思って国を売り、「自由」「平等」「民主主義」の為と思って独裁に手を貸す事になるのである。常に嘘のラベルが指し示す実質を見るべきである。

〇「ラベル」が非常に強力なのは、人間は生活上の便宜の為に周囲にある様々な事物・事象に名称を貼り付けて区別するが、一端名称を貼り付けると、それがそのまま実質・実体を反映したものだと思い込む傾向があるからだ。「空」とは名称=言葉がそのまま実質を反映しているとする「実体」観の否定である。

〇名称=ラベルは対象そのものの反映ではなく、その名称を使う主体と対象の「関わり方」の反映と言えるのではないだろうか。ある事物・事象をどう呼ぶかは主体と対象の関係性の反映である。例えば、「売国者」を「愛国者」と呼ぶのは「誰かがその対象を愛国者と思わせたい」という関係性の反映である。

「誰かが、ある対象を、ある意図で、こう呼んだ」という全体の関係性を反映しているのが「名称」であるが、繰り返し使われている内に「誰かが」が捨象されて意識されなくなり、「名称=対象そのもの」と意識されてくる。例えば「ある意図を持ってメディアが政治家Aを愛国者と言う→政治家Aは愛国者」

〇もっと具体的に。国際秘密力的にはグローバル化推進の安倍偽総理を「愛国保守」に見せた方が都合がよい。「国際秘密力が、安倍偽総理を、保守派の支持を調達して動員する為に、愛国保守として扱う」この全体の関係性が「安倍は保守」に反映。結果「安倍=愛国保守」イメージだけが残る。

〇ある政治家などが、世間的にどう呼ばれており、如何に評価されているか、を見る場合に忘れてはならないのが、具体的に「誰が」その政治家をそう呼び、評価しているのか?である。そこを見落とすと、誰かがある目的の為に作り上げたイメージに縛られてしまい「実質」を見落とすことになる。

名称の貼り付けという事で思い出したが、論敵にレッテルを貼り、その人物の主張を無効化してしまう手法は「詭弁」というより「強弁」の手法のようだ。これはそのレッテルを素直に受け取る層がギャラリーである場合には有効だが、そうではない場合レッテルを貼った方に跳ね返り説得力を下げる事になる。

〇世の中の裏の構造を追及する人に対する「陰謀論者」というレッテルがあるが、これなどが典型。「陰謀論は嘘っぱちだ」と根拠なく思い込んでいる層がギャラリーなら、このレッテルを貼るだけで相手を無効化。しかし、「陰謀論という名称はCIAの発明」と知る層がギャラリーなら、逆に跳ね返ってくる。

〇レッテル貼りという強弁術は諸刃の剣である。ギャラリーの質によってその効果が変わってくるからである。権力者がマスメディアを動員して洗脳・宣伝を行うのは、「陰謀論者」など特定のレッテル貼りが効果を持つ「ギャラリー」を育成していると考える事もできる。追及者に「勝てる」土壌作りである。

〇逆に言えば、陰謀追及者側としては、「陰謀論者」等のレッテル貼りが無効化されるような土壌を情報拡散や説得によって形成していくことが戦いとなる。冷静にモノを考えて安易なレッテル貼りに欺かれない人が増えた時が追及者の勝利であり国際秘密力側の敗北である。追及者が情報拡散に励む目的である。


https://twitter.com/kikuchi_8/status/688396042522374144


(了)


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by kokusai_seikei | 2016-01-25 07:51 | ツイートまとめ | Trackback | Comments(1)
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Commented at 2016-01-26 23:25 x
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