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NWO征略の三つのルート

国際秘密力が世界統一征略を実行する場合、いくつかの方略、ルートがある。

20世紀以降は大体以下の三つのルートがある。

①ソ連型共産主義 ②国連中心主義 ③広域共同体



まず①のソ連型共産主義だが、基本的にはこれはソ連崩壊とともに潰えた。

ロスチャイルドやロックフェラーなど欧米の金融資本家が資金を出し国際共産主義運動が

組織された。

以下の風刺画は1911年にロバート・マイナーという漫画家によって描かれたもので、

ウォール街の銀行家がカール・マルクスを大歓迎している図である。



国際金融資本と共産主義運動の関係を示唆する風刺画


資本家が共産主義運動を支援するというのは不思議に思われるかもしれないが、

理由は簡単である。ロックフェラー1世が「競争は悪だ」と言ったように、資本家は

本音では競争を嫌っている。競争をするということは常に自らの富が脅かされるということ

だからだ(「自由競争」を強調するのは他国の市場をこじ開けようとしたり、競争で

勝つと分かっている場合のみ)。

では、競争をせずに富を確保するにはどうすればいいか?

それは中央政府と結びつき、あるいは自ら造ればよい。そして、そのことによって

競争相手を潰すのである


その為にもっとも望ましい形態が共産党一党独裁体制だったのである。

ある国の資産全てを共産党政府のものとすれば、それは自動的に共産党政府自体を

所有する者達のものになる。要するに国際共産主義運動とは資本家がある国家の資産を

まるごと略奪する為の手段
だったと言えるのだ。

労働者を解放するというのは表向きの名目であり、赤化した労働者をコマとして使い、

ある一国の秩序を破壊し、その廃墟の上に自らの息のかかった共産党政府を樹立したのである。

このやり方は仏蘭西の大東社が「自由」「平等」「友愛」の標語を掲げてフランス革命を敢行

したことの延長線上にある。大衆にあるイデオロギーなり観念なりを注入することで先兵と化し、

元々あった国家秩序を破壊し、その後に自分たちに都合が良い独裁的秩序を創出するのである。

共産主義思想は啓蒙合理主義の流れであり、アダム・ヴァイスハウプトの革命思想の系譜に

位置づけられると分析している。ヴァイスハウプトのイルミナティの革命綱領は以下の通り。

①全ての秩序ある既成の政体の廃止
②私有財産と遺産相続の制度の廃止
③愛国心・民族意識の破棄
④家族制度の廃止
➄宗教の破棄


この綱領の各項目はそのまま共産主義者の思想と目標に合致している。このヴァイスハウプトの

イルミナティ綱領がその後の歴史に現れる
所謂「左翼」の思想の原点となっていると思われる。

例えば、日本の左翼を見渡してみても、この綱領の項目の幾つか、または全部に該当しているであろう。


彼ら左翼は全てアダム・ヴァイスハウプトの精神的後裔なのである。

まさにアダム・ヴァイスハウプトは左翼の元祖と言える。



それはさておき。1917年にロシア革命が勃発し、ソ連が建国され、1991年に崩壊した。

その間70数年にわたる一つの社会実験であった。この間、「西側」の国際金融資本家は

共産主義勢力を支援し続けた。


※参考資料 アントニー・サットンという歴史家が国際金融資本家と共産主義勢力の
関係を究明した本を書いている。以下のサイトで日本語訳が読める。

http://www.nn.em-net.ne.jp/~komoda/index2.html



ここで一つ付け加えておくことがある。それはソ連型共産主義=ボルシェビズムと対になる

フェビアン主義」についてである。ソ連型共産主義が武力革命により社会主義体制を実現する

ことを目指すのに対し、フェビアン主義では、議会制民主主義のプロセスを通じ社会主義を実現

するとしている。漸進主義であるため古代ローマ帝国の、持久戦を得意とした
将軍ファビウスから

名前を取っている。米人ジャーナリストの
ゲイリー・アレンは、ソ連型共産主義が「剣」とすれば、

フェビアン主義は「盾」
だったと指摘している。これはロシアや中国、東欧などの「東側世界」では、

ボルシェビズムで、英国のような「西側世界」ではフェビアン主義で、世界社会主義体制=NWOに

近づけていこうという征略だったのではないだろうか。ソ連をペレストロイカによって自由化し、

逆に米国を社会主義化させて、米露の体制を近づけて最終的に合体させ世界政府とする、という

NWO戦略である。結局ソ連崩壊によって潰えたが。とはいえ共産党一党独裁体制は中国や北朝鮮

に残っている。この戦略はソ連を中国に置き換えると今も継続していると見る事もできる。

つまり、中国では共産党一党独裁体制を維持しつつ、経済は自由化を進めてきた。ジョージ・ソロス


は中国には一層の構造改革を求め、米国には中国への歩み寄りを要求し、「さもなければ第三次世界大戦

が起きる」と脅した。これは両国の体制を近づけて合体させるという、かつて米ソで行われよう

としたNWO戦略の焼き増しではないかと分析する。国際秘密力奥の院の意向を高級エージェント

であるソロスが伝達した可能性である。以下がソロスの発言。

米国がなすべきことは、中国に対する「大幅な譲歩」である。すなわち、中国元にIMFの通貨バスケットの一部となることを許すことだ。中国通貨はそのときドルの強力なライバルとなるだろう、とソロス氏。

かわって中国は、国家経済の改造について、譲歩をしなければならない。中国も米国も、合意達成は困難であろうが、それがなされなければ、「非常に不愉快な」シナリオが待つことになる。

http://jp.sputniknews.com/life/20150523/366069.html

ソロスの動き、発言は国際秘密力奥の院の意向そのものが反映している可能性が高いので

常に注視しておくべきである。





さてフェビアン主義だが、神智学協会の二代目会長だったアニー・ベサントがフェビアン主義者だった

ようにフリーメイソン系のオカルト勢力とも近い関係
にある。従って、フェビアン主義勢力は単なる

「社会主義の一派閥」というに留まらず、国際秘密力の奥の院に極めて近い位置にいるのではないだろうか。


ソ連型共産主義はソ連崩壊とともにNWO征略のメインからは消えたが、それと一対になっていた

フェビアン主義は欧州の国際秘密力の中枢部に今も蠢いているのではないだろうか。


実際、フェビアン主義自体は、後述の②国連中心主義とも③広域共同体路線とも両立する。

フェビアン主義勢力は要注意である。



「ソ連型共産主義」ということではトロツキー主義にも触れておかなくてはならない。

レーニンを指導者にロシア革命が起きた後、スターリンとトロツキーの路線対立が起き、

この内ゲバの末、トロツキーは暗殺される。だが、その後もトロツキーの思想的影響は

消えなかった。トロツキーの世界革命論は戦後になり、新左翼を生み出した。

日本の所謂「左翼過激派」は皆トロツキー主義の流れである。左翼過激派が日本共産党を

敵視するのは「トロツキー主義VSスターリン主義」というボルシェビズムの内ゲバ構造を

そのまま引き継いでいると思われる。

新左翼の中からは1970年代以後に古代史やオカルトに接近する一派が出現し、大本教系と結合する。
http://www.asyura.com/sora/bd/msg/367.html

オカルト革命を幻視する「霊的ボルシェビズム」、そこから派生したポップオカルティズムの流れである。

この流れの延長にオウムが発生した。

古代史に関しては、赤軍派の梅内恒夫
共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ

という手記の中で
八切止夫史観を絶賛したことを機に、新左翼の中から反日亡国論日本原住民論

の特異な古代史観に立脚した反日革命思想が出現してくる(連続企業爆破テロ事件を起こした

東アジア反日武装戦線はこの流れ)。この辺の一派を「新左翼古代史派」と個人的には呼んでいる。



このトロツキーの流れの中で今も世界的に大きな影響力を持っている一派がある。ネオコンである。

ネオコン草創期の代表的理論家は皆トロツキー主義からの転向組である。ネオコンの創始者と言われる

アーヴィング・クリストルはNY大学在学中に反スターリンのトロツキストとして活動した。

ちなみにこのクリストルを「尊敬している」とアメリカン・エンタープライズ研究所で明言したのが

安倍晋三である。


彼らネオコンの「世界を民主化する」「民主主義を輸出する」という思想は

トロツキーの世界革命論・永久革命論から影響を受けていると言われる。

ネオコン思想の以下の特徴は完全に左翼思想の特質である。

①進歩史観(フランシス・フクヤマのヘーゲル的「歴史の終わり」思想)
②グローバリズム=無国境主義
③全世界を「アメリカ化」するまで終わらない「永久革命」論
④武力革命論➄前衛エリート主義(シンクタンクの知的エリートが主導)
⑥理性崇拝を根底とする設計的合理主義。



このように、トロツキー主義はスターリン主義によってソ連から放逐されたとはいえ、

それによりかえって世界に影響が拡散したとも言える。中でも現実的に大きな力を持って

世界に厄災をもたらしているのがこのネオコン思想なのである。

従って、「ソ連型共産主義の影響は潰えた」と書いたが、それはスターリン主義の方で

あって、トロツキー主義の方は実は、今も生きていると言える(中国共産党の一党独裁体制

や北朝鮮の独裁体制をスターリン主義の亜種と見なすことも可能かもしれないが、経済では

資本主義化が進んでいる中国や、北朝鮮の金一族による世襲的支配はスターリン主義には

無かった要素である)。

しかも、ソ連と対になる米国において生き残り、権力の中枢に入り込んで極悪な世界革命思想を

実践し続けているのである。



次に②の国連中心主義

国連は第二次世界大戦の結果としてできた。「大戦の反省を踏まえ、二度と戦争を起こさない為」

という名目で「
世界政府の雛形」として設立された。超国家的政府のようなものを作る際、普通は

各国家各民族からの反発が予想される。したがってその前提として大戦争を起こし、その「反省」

という名目で押し付ける、というプロセスを取る。そうすれば「戦争を防止するためならやむを得ない」

と思い込ませ受け入れさせることができるからである(しかし本当は「
戦争は自然に起こるのではなく

常に作られる
」というのが真実である。戦争を引き起こす勢力と国連を作る勢力は同じであり、

マッチポンプである)。

第一次大戦後の国際連盟もそうやってできた。

だが国際連盟は米国が非加盟だったこともあり、限定した影響力しか持てなかった。故に、さらに

権限を強めた国際組織を作るために第二次大戦が起こされ、国際連合が作られた、と言われている。

国際連合の本部ビルの土地はロックフェラー財閥が提供した。これだけでも誰が国連を支配している

かが透けて見える。


国連について特筆すべきことはオカルト人脈と密接なことである。国連本部ビルには

二代目国連事務総長
ダグ・ハマーショルドが作った
瞑想の部屋」というのがある。

「全ての人の神に祈る」部屋という趣旨だそうだが、これは世界の宗教統一に誘導する

コンセプトだろう。

フリーメイソンのグランドマスターであるスウェーデン王から送られたと言われる鉄鉱石が置かれて

おり、奥には奇妙でシンボリックな絵が描かれた壁が置かれ、その背面から光が照射されている。

部屋全体は奥にいくほど先細りするピラミッド型をしていて鉄鉱石や壁に向かって祈りを捧げると、

ピラミッドの頂点に向かって祈る形となると思われる。ピラミッドの頂点=国際秘密力中枢への

隷従へと無意識に誘導する仕掛けだろうか?

この国連「瞑想室」については以前以下のように書いた。


〇国連「瞑想室」は国連二代目事務総長ダグ・ハマーショルドが作った。瞑想室にある鉄鉱石はフリーメイソンであるスウェーデン国王から送られたものだそうだ(スウェーデンと言えばボルグ)。瞑想室の形はピラミッドを横たえた形になっている。「全ての人の神に祈る為の祭壇」という宗教統一誘導だろう。

〇宗教の垣根を超えた、万人が祈りを捧げる瞑想室」とは聞こえは良いものの、要するに宗教統一誘導目的の国連の瞑想部屋。「一つの最高実在に祈る」という一神教形態の宗教ばかりではないからだ。国連の「アジェンダ」は文化を統合・収斂するNWO誘導。国連を「オカルト団体」と断ずる所以である。


https://twitter.com/kikuchi_8/status/655877703921352704


例えば日本政府の施設に「瞑想の部屋」があると想像すれば、この奇妙さが分かる。

こういう宗教的又はオカルト的設備が施設内にある時点で国連とは公共的な機関というより、

思想的に偏ったオカルト的団体であることが分かるのではないだろうか。



また、同じく国連ビルの中には神智学協会のアリス・ベイリー一派の組織である「
ルシス・トラスト

が入っている。(2011年に盛り上がった「オキュパイ・ウォールストリート」を主宰する団体のHP

のドメイン登録者は国連関係者であり、登録住所は国連ビル内のルシス・トラストだった、という

話がある。)






国連は「国際ヨガデー」なるものも制定。夏至の日であるのが意味深である。

ちなみに英国のウィリアム王子も夏至前後の生まれで、一部では「太陽王」「アンチキリスト」

に擬せられ、「世界政府ができた暁に世界王となるべく用意されてる」などと噂されている。

キリストの原型であるのが
ホルス=太陽神もしくは太陽神の子だが、夏至の日に

「国際ヨガデー」なるものを想定したのはなんらかのシンボリズムなのではないか?という

気がしてならない。ヨガはインドの伝統文化であるが、このように「憑依」して換骨奪胎して

伝統文化を破壊していくのが国際秘密力の手口(憑依型戦術)なので気を付けなければならない。


このように、オカルト人脈とも非常に密接な国連は「世界政府の雛形」として創設され、

その権限を徐々に大きくしていくことによって「世界政府」へと成長させようとしていた

ようだが、2001年の911事件以後に台頭したネオコン主導の「アメリカ単独主義」によって


国連の「権威」は大きく傷つけられた(ネオコンは以前論じたように左翼であり、大東社あるいは

アダム・ヴァイスハウプトのイルミナティの系譜
である。この点でオカルト団体である国連に

対抗したとしても別段の不思議はない。結局根は一つだが、ヴァイスハウプトがメーソンの

オカルティストを罵倒していたように、理性崇拝主義派とオカルト・神秘主義派の抗争は

国際秘密力内部の内ゲバとしてしばしば見られるようだ。仏蘭西メーソンと英国メーソンの


両建構造)。

その結果、今の国連には「世界政府」へと成長するような力は残っていないように見える。


最後に③の
広域共同体

これは分かり易い代表例はEUである。欧州なら欧州という複数の主権国家をカバーする広域圏

を一つにまとめた地域連邦のようなブロックを世界各地に作り、それらを連結させることで

世界統一を図ろうという方略で、これが目下最も有力なNWO征略であると思われる。

戦前に、満洲に猶太人を招き、猶太国家を創設することを目論む「河豚計画」というのがあったが、

これに関与した有力者の中に実業家の藤田謙一という人物がいる。この人物の子息は世界連邦主義者

だったようで、以下のようなことを言っている。

「地球連邦」完成のために、まず「東アジア連邦」をつくり、そして「ヨーロッパ連邦」、「中東連邦」、「アフリカ連邦」と、各ブロックの連邦化を積み重ねてゴールに至ることが最良の道である──。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe400.html

これは広域ブロックの連結というNWO征略そのものであり、米人ジャーナリストのゲイリー・アレンが

1980年代に国連中心主義より有力なNWO征略として紹介していたものと全く同じである。

この「広域共同体の連結」というNWO征略はEUや東亜連盟論だけではない。

それは目下我が国が攻勢をかけられているTPPも同じなのである。TPPは米国による経済的囲い込みであり、

「対中国」のためにメリットがある、などと論じられることがあるが、日本におけるTPPの言いだしっぺ

菅直人の首相時代の演説や、安倍偽総理の演説、経団連による意見表明を見ると、TPPはそれ以上の

広域経済圏に至るまでの過程として位置づけられているのが分かる。つまり、TPPとは、中国も巻き込んだ

「アジア太平洋自由貿易圏=FTAAP」創設を最終目的とする一過程という扱いなのである。


第18回APEC首脳会議での菅直人の発言には以下のようにある。

第一に、我々は、貿易・投資の自由化・円滑化を更に進め、より深化した経済統合を推進する、 「緊密な共同体」を目指します。これを実現するため、
アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)をAPECとしての目標に掲げ、ASEAN+3、ASEAN+6、TPPなど、現在進行中の地域の取組を基礎として更に発展させることにより、FTAAPの実現に向けて前進します。このため、投資、サービス、国際物流円滑化などの分野で取組を続けます。http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201011/14speech.html




次は2013年インドネシアで開催されたAPECでの安倍偽総理の演説から。

共に進歩し、繁栄する。そのための土俵づくりこそが、TPPであり、RCEPであると考えます。その先にあるFTAAPは、もはや絵物語ではありません。APECが築き上げた歴史と成功は、私たちを勇気づけてくれます。
 私は、アジア・太平洋からインド洋へ広がるシースケープを、今世紀の、富の大道と見ています。
 人やモノが自由に行き交い、融合し、新たな価値を生み出す地域。アジア・太平洋には、創造力に満ち溢れた、豊かな市場が日に日に姿を現しています。日本は、APECエコノミーと深く結び合いながら、うねりをもっと前へ進めるのに力を惜しまない覚悟です。
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/1007koen.html

経団連のHPより。
今後、わが国が官民一体となって国を開く姿勢を明確にした上で、まずTPPを推進し、併せてTPPに参加していない国をも包含するASEAN+6経済連携協定の締結を追求することによって、2020年を目処にアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を完成させるべく、地域経済統合をリードしていくよう強く求める。FTAAPの完成は、多様性に富むこの地域における価値観の共有、それを通じた安定的な秩序の形成にも資するものであると共に、わが国への経済波及効果が期待される。http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/110/honbun.html


以上の引用文から分かるように、民主党の菅直人も自民党の安倍晋三もその背後にいる財界も、

TPPを最終目的とはせず、TPPを含むASEAN+3、ASEAN+6、RCEPなどいくつかの

広域経済圏を作り、それを連結させることでFTAAPを作ることを最終目的にしていることが分かる。

これは先述の藤田謙一子息のような世界連邦主義者が世界をいくつかの地域連邦を作りそれを連結

することで「世界連邦」を創設しようという征略と発想的に軌を同じくする。

このように「広域共同体創設→それを連結する事で世界統一」という手口はNWO征略の中で目下

最有力となっている次第なのである。

日本国内の政治勢力的な分類では、TPP推進勢力は親米派であり、統一協会系で、世界連邦推進勢力は

親欧州派であり、大本教団が世界連邦運動を推進しているように大本教系
、とおおよそだが分けること

ができると思う「が、結局両方がNWOへ誘導する手口というのは「広域共同体を作り連結する」という

全く同じベクトルの戦略に立っており、発想的にも最終的に目指す所もこの両者結局同じで、

根は一つなのである。「統一協会系VS大本教系」という両建構造は前回の記事にも書いたが、

以前、工作員業界の組織系統の分析と兼ねて以下のように書いた。


〇日本の工作員業界は大きく分けて①統一協会系②大本教系③左翼系の三系統と分析。工作員のレベルとしては大本教系が数々の思想ギミックを使い、一見良識的な反米論を主張し左翼ではない保守系や中道系の日本人を多数取り込んでいるので最も高い。①③は単純でほぼ同レベル。が、三者どんぐりの背比べ。

〇所謂「工作」は「統一→大本→左翼」の三重構造だと分析する。戦後左翼が嫌いな者を統一協会系が親米右派に誘導。児玉誉志夫的右派思想に飽き足らない者を大本系が東亜連盟→世界連邦志向の「反米右派」に誘導。大本系のオカルト性を嫌う者は最終的に大東社系=左翼が誘導。左翼→統一→大本→左翼という円環構造。工作誘導における「ウロボロスの輪」。

〇統一系の親米朝鮮右翼に騙されなかった人も次の段階で、大本系のワンワールド誘導に騙される場合が多くみられる。それをクリアした人には左翼が待っている。繰り返すが工作はこの①統一②大本③左翼の三重構造になっていると分析。

〇「左翼→統一→大本→左翼→…」という「ウロボロスの輪」の如き円環構造の中=土俵にいては、かかる円環構造の設定者には絶対に勝てない。円環構造の外部から俯瞰して分析し構造全体を全方位的に追及しなければ。敵の土俵に乗っては思う壺。
両建戦術に対抗するには俯瞰的で複眼的な思考が必要不可欠。

日本の工作員業界の三重構造とツイッターに見る工作員のランク分け




以上NWO征略のルートとして、①ソ連型共産主義 ②国連中心主義 ③広域共同体 の三つを挙げてきたが

この中でも今最も有力なのが③である。

「広域共同体の創設→広域共同体の結合→世界統一」という今最も力を持っているNWO征略に最大の

注意を払うべきである。TPPはその入り口として今日本に押し付けられようとしている。

ここに嵌められると次はFTAAPが押しつけられ、最終的にはNWOまで進まされることになる。

だからTPPの段階で絶対に阻止しなければならない。


TPPを阻止することにより、我々日本人の力で国際秘密力のNWO征略を打ち砕くべきである!


(了)

by kokusai_seikei | 2015-12-26 07:50 | 陰謀解析 | Trackback | Comments(4)
Commented at 2015-12-26 20:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2019-02-01 09:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2019-02-01 10:03 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kokusai_seikei at 2019-02-09 01:00
ご指摘をありがとうございますm(_ _)m参考にさせて頂きます。英語名で言うと所謂「サターン」ですね。「サートゥルヌス」はギリシャ神話だと時間を司る神「クロノス」だそうです。ゾロアスター教に「ズルワーン」という時間神がありますが、地中海・オリエントの時間神は猶太教や基督教など一神教の絶対神の観念に影響を与えたのかもと想像します。即ち「サタン」と「エホバ」「ゴッド」等は同根だと思います。


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